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コーナー紹介

もうすぐ大人の仲間入りをする10代のみなさんのためのコーナーです。
進路、歴史、政治、美術、スポーツなど、小説以外にもさまざまなジャンルの本を集めました。
みなさんの将来を応援する図書館のティーンズコーナーをぜひ活用してください!

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お知らせ


おすすめ本紹介

12歳から始めるあがらない技術

書影「12歳から始めるあがらない技術」

鳥谷 朝代/著
出版社:秀和システム
スタッフによる本の紹介:
試験や面接、発表の前、緊張しますよね。大人でもプレゼンテーションの前はドキドキ…。
適度の緊張は良いのですが、あがってしまって、頭の中が真っ白になってしまったこと、
ありませんか?
この本の著者は、子どもの頃から「あがり症」で、社会人になっても治らず、ずっと苦し
んできました。ところがある時、話し方講座を受けたことでやっと克服できたそうです。
そんな自身の体験から、なぜあがってしまうのか?体をリラックスさせるには?普段の生
活に取り入れると良い習慣、自分の考えを言葉にする練習など、無理なく改善できる方法
を解説・紹介してくれています。自己紹介のスピーチのコツや初対面の相手との話題作り、
面接のときに気をつけることなどを読むと、そんな簡単なことで克服できるんだなって思
えてくるはず。
元々、人間はいつもと違う状況に置かれると、ちょっと不安になるもの。苦手だからとか、
こういう性格だから、と自分を決めつけていたら、もったいないですよ。

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おすすめ本紹介

走れ、走って逃げろ

書影「走れ、走って逃げろ」

ウーリー・オルレブ/作 母袋夏生/訳
出版社:岩波書店
スタッフによる本の紹介:
1933~1945年、ナチス・ドイツによってユダヤ人が虐殺され、600万人もの人々が命
を落としました。それが、ホロコーストです。
この作品は第2次世界大戦中の、ホロコーストの物語。
でも戦争や虐殺のお話というよりは、戦争によって家族をバラバラにされた8歳の少年
スルリックがユダヤ人であることを隠して逃げ続けた4年間の冒険譚のように読めます。
スルリックは知らない町や村、森などで隠れながら、一日一日を生き延びていきます。
そのためにポーランド人の名前を使わなければならないのですが、生きていくのに精一
杯で、自分の本当の名前を忘れてしまうほど。スルリックの母さんが突然消えた日や、
逃げたジャガイモ畑で同じく逃げ続けた父さんと偶然再会した日など、ショックや感傷
的な心情はほとんど語られません。
とにかく生き続けなければならなかったからでしょう。
スルリックの父さんが言った言葉「父さんや母さんを忘れても、ユダヤ人だということ
は忘れるな」から、命をかけても守らなければならないものが私たちにはあるのか、と
いうことも考えさせられます。
この作品は映画化もされ「ふたつの名前を持つ少年」というタイトルで日本でも2015年
に公開されました。少年スルリックがどういう運命をたどるのか、一気読み必至です。

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おすすめ本紹介

中学生から身につけておきたい賢く生きるための金融リテラシー

書影「金融リテラシー」

子どもの学び編集部/著
出版社:ジャムハウス
スタッフによる本の紹介:
2022年4月より成年年齢が18歳に引き下げられました。
成年になると、クレジットカードを作る、お金を借りるなどが自分でできるようにな
ります。とはいえ、お金と経済のしくみを知ったり、投資や貯蓄を計画したりなど、
まだ自分でお金を稼いでいないうちから考えるのはどうもイメージしづらいもの。
この本は僕とお母さんとお金の先生が登場し、話をするような感じで解説されていく
のでとてもわかりやすいのです。
例えば、お金に関する基本的な知識、給与明細の見かた、金融商品の内容、家計管理
や資産形成など、ややこしそうな話は図やデータを用いて説明しています。金融トラ
ブルを避けるために、だます人の手口も教えています。
そもそも「金融リテラシー」とは、お金に関わる適切な知識と判断力のこと。
この「金融リテラシー」の教育が、日本では欧米に比べて遅れていたため、学校でも
授業に取り入れられるようになりました。
ではうちの家はどうなんだろう?自分は将来に向けてどんな準備をする必要があるの
かな?と思う人もいるでしょう。
この本は中高生が最初に身につける知識として、家庭でお金の話をするきっかけとし
て、また、大人が子どもに説明するときにも役立ちそうですよ。

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世界の宗教 新版

書影「世界の宗教」

島崎 晋/著
出版社:新星出版社
スタッフによる本の紹介:
宗教と言うと、高校生の頃、倫理のテストで出された問題を思い出します。
「宗教について、自身の考えを述べよ。」
う~ん、今となっても明確に言うのは難しいです。みなさんはどう答えますか?
そもそも宗教とは……と思った方におすすめするのが、今回の本『世界の宗教 新版』。
こちらは倫理観や哲学的な要素は控えめですが、宗教の成立や広まり方、文化から芸術面
まで幅広くオールカラーで解説しています。古代から近・現代までの変遷は図解も多く、
世界史の勉強にも役立ちます。
「第8章 日本の宗教」によると、「摩利支天(まりしてん)」の起源はヒンドゥー教の
女神様です。日本では「摩利支天」は武士の守護神とされ、小田原城天守閣にもまつられ
ていますね。異教・異文化を取り入れたり、クリスマスやハロウィンを行事化したりと、
日本人の宗教意識はとても寛大なのだそうです。
さて、先ほどのテストの問題ですが、正しい答えはありません。
まずは宗教について知り、いつか自問自答してみましょう。

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鉄道少年

書影「鉄道少年」

佐川 光晴/著
出版社:実業之日本社
スタッフによる本の紹介:
今年2022年は鉄道開業150年の記念の年。
小田原市に住んでいる人にとって、鉄道はなじみ深いものではないでしょうか。
よって今回は『鉄道少年』をご紹介します。
主人公「わたし」は幼い頃の記憶が全くありません。そのため、当時の姿は周囲の人
の証言によって語られます。もちろん、鉄道好きの少年として…。
ちょっとファンタジーっぽく、不思議な感じで始まるのですが、読み進めていくうち
に鉄道に関わる仕事の話になっていきます。こうなると、単なる鉄道好きの話?とな
りそうですが、引き受けた仕事の中から自分の過去につながるカセットテープが見つ
かります。自分はなぜ記憶を失くしてしまったのか…、父母はなぜいないのか…、
急にミステリー風になり、「わたし」はその謎を知るところとなります。
それを知った「わたし」は、この先をどう進もうと思うでしょうか?
途中、東海道線の章には小田原が登場し、かつての小田原駅周辺の様子も描かれてい
ます。40代くらいの方なら覚えているかも?
鉄道好きの方も、特にそうではないという方も、どんな感想をもつか、読んでみてく
ださい。

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空を見上げてわかること

書影「空を見上げてわかること」

斉田 季実治/著
出版社:PHP研究所
スタッフによる本の紹介:
NHKの気象キャスターでおなじみの斉田さん。
でも斉田さんは子どもの頃から気象予報士になりたかったわけではありません。
医学の道を志していましたが叶わず、大学の水産学部に入って経験した乗船実習が、
今の職業を考える転機となったのです。それから気象予報士の勉強を始め、2回目の
受験で在学中に試験に合格します。その後入社したテレビ局では気象キャスターとし
て配属されず、報道記者として命について報じる仕事に向き合ううちに迷いが生じ、
退社します。
前半は順風満帆ではなかった道のりが描かれますが、後半は気象予報士となった斉田
さんが心がけていることや、経験を積み、常に見識を広げておくことの大切さが、事
例とともに挙げられています。
また、近年の自然災害の被害から、私たちの防災意識も変化し、「計画運休」も実施
されるようになりました。こうした予測の精度向上が、気象情報の新たな活用方法を
広げる役割を担っているのだそうです。
今日の天気を見て明日の天気を予想することは今と未来がつながっているということ。
気象や防災の知識だけでなく、斉田さんの伝えたいことがいっぱい詰まった1冊です。

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中学生までに読んでおきたい日本文学8 こわい話

書影「中学生までに読んでおきたい日本文学 8」

松田 哲夫/編
出版社:あすなろ書房
スタッフによる本の紹介:
タイトルからはちょっと堅い感じがしますが、内容は日本の近・現代作家の短編選集です。
シリーズで、他にもいろいろなテーマがあります。
この「こわい話」ですが、怪談のような話ばかりではありませんし、人によっては全然
こわくないと思う話もあるかもしれません。
「こわい」よりも「おそろしい」に近い話もあるでしょう。
でも、人はなぜ「こわい」と感じるのでしょう?
どういう時、どういうことを「こわい」と認識するのでしょう?
収録された作品の中に描かれているのはどのような「こわい」なのか、感じてみてください。
そして、文豪と呼ばれた作家たちの物語の構成の仕方や、文章の表現の仕方にも注目して
みてください。きっと、自分と合う文体や視点があると思います。
文豪と出会うきっかけにもなるこの1冊、ちょっと変わった短編を求めている人へ。

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一冊でわかる鎌倉時代

書影「一冊でわかる鎌倉時代」

大石 学/監修
出版社:河出書房新社
スタッフによる本の紹介:
今年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」。
平安末期に源頼朝軍が戦った小田原の石橋山が登場しましたね。
石橋山の合戦で大敗したものの生き延びた頼朝は、その後鎌倉幕府を開きます。
鎌倉幕府の成立や承久の乱、元寇などは日本史で勉強したと思います。
でも実朝暗殺の内幕や十三人の合議制、北条義時や政子亡き後の政治的権力争いについては
あまり知られていない部分もあるのではないでしょうか。
この本では鎌倉時代のことを多方面からわかりやすく解説しています。
そもそも武士とはどういう者か?
鎌倉殿を取り巻く人物の関係は?
北条氏は何を重視して場の決断をしていたか?
お金って流通していたの?
など、鎌倉時代を知りたい人向けの入門書としてもピッタリです。
また、「そのころ、世界では?」などのコラムもあるので、気になるところから読み始めても楽しめます。
図やイラストが多いので日本史の予習・復習に活用しても役立つでしょう。
小田原には古代・中世の遺跡も数多くあります。ぜひこの機会に訪ねてみませんか?

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おいしい和食のキホン

書影「おいしい和食のキホン」

村林 新吾/著 相可高校調理クラブ/著
出版社:岩波書店
スタッフによる本の紹介:
将来調理師になりたいという高校生が運営するレストラン「まごの店」。
調理クラブの顧問の先生が、だしのとり方、野菜の下ごしらえ、魚や肉のさばき方から教えます。
和食の基本料理の作り方は写真が多く解説も丁寧です。
生徒の自慢の1品も基本をベースにとてもしっかり作ってあります。
調理中の表情は真剣そのものだけど、最後に紹介される工夫を凝らした本当においしそうなお弁
当を見せる生徒にはこちらもついにっこり。
この本は料理本やレシピ本というよりも、いかに実践を積むことが大事かを教えてくれます。
ここの生徒たちを見ていると、料理ができたらきっと楽しいと思えてきます。
いつか一人暮らしをしたいと思っている人、来春からお弁当を持っていく人、誰かのために作り
たいという人へ、ぜひ。

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千年の田んぼ

書影「千年の田んぼ」

石井 里津子/著
出版社:旬報社
スタッフによる本の紹介:
地域文化や農業の取材者である筆者は、千年前の田んぼが残っているという山口県萩市の
見島(みしま)を訪れます。いつ?誰が?この田んぼをどのように作ったのか?
その謎は川のない島でため池を造成した知恵、桶作りの文化、砂地での地質改良方法、島
の古墳群との関係などの調査に発展していきます。土地の人々の工夫や守り伝えていく姿
勢には感嘆しますが、これは単なるレポートではありません。
筆者は、私は農業はできないけれど、農業の今を伝えることはできる。
それをみんなに知ってもらって、みんなで考えようよ、と投げかけてきます。
1粒が2000粒にも増える穀物「米」にその思いが重なってくるようですね。

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ロウソクの科学

書影「ロウソクの科学」

著者名:ファラデー/著 三石 巌/訳
出版社:KADOKAWA
スタッフによる本の紹介:
この本は1861年にマイケル・ファラデーがロンドンで講演したときの記録です。
ノーベル賞受賞者が子どもの頃に読み、科学者を志すきっかけとなった本としても
注目を集めました。
ファラデーは集まった大人から子どもまでのすべての世代に向けて、「自然科学の
勉強の入口として、一本のロウソクの物質的現象を考える」ことについて講演します。
内容はロウソクの原料や炎の正体、空気中の成分にまで及び、それぞれ実験を通じて
解説します。さらにはロウソクの燃焼から人体の呼吸、植物界にまで話は広がりますが、
ここでも数値や根拠を示して語っています。
一つの疑問から奥深く、幅広く追究する考え方や証明の方法などが、自然科学の分野
だけでなく、論理的な学習のヒントとなるはずです。

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都会(まち)のトム&ソーヤ 9

書影「都会のトムソーヤ」

著者名:はやみね かおる/著 にし けいこ/画
出版社:講談社
スタッフによる本の紹介:
『都会のトム&ソーヤ』はシリーズ化され、貸出回数も多いので、読破はしていなくても
読んだことのある人は多いのではないでしょうか?
さて、9巻目では、主人公の一人、中学2年生の内藤内人君が職業体験学習に行きます。
体験先は図書館です。
一日目は書架整理という、本棚に規則正しく本を並べる作業を行います。
二日目はラベルを貼ったり、本を保護するためのカバーをかけたり、といった装備の作業
をやるはずが、大量に寄贈された本の整理に変更されてしまいます。
これがなかなかの肉体労働で(;´Д`) でも内人君は一人で頑張ります。
ここではやる気のない大人がいて、中学生一人に仕事を押し付けたり…ちょっと理不尽だ
と感じた内人君はとうとうガツンと言ってしまいます。
よく言った!とスカッとします。
こんな大人は小田原駅東口図書館にはいませんが、これを読んで図書館の仕事に興味を
持った人は、ぜひ職業体験学習に来てくださいね。

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風が吹くとき

書影「風が吹くとき」

著者名:レイモンド・ブリッグズ/さく さくま ゆみこ/やく
出版社:あすなろ書房
スタッフによる本の紹介:
この本は漫画のようなコマ割りで読み進む絵本です。
コマが小さいので読み聞かせには不向きですが、一人でじっくり読んでみてください。
主人公はイギリスの田舎に住む老夫婦。過去にも戦争を経験しており、今度の戦争は
核爆弾が投下されそうだと話していても、何とかなるだろうと考えています。
政府の言うとおりに自宅に核シェルターを作り、窓を白く塗ります。
ですが、そんなことで核の脅威から逃れることはできないはず。
この老夫婦は最後まで政府の言うことと救援が来るのを信じて普通に生きていこうとします。
前半はほのぼのとした描写で平和を感じますが、老夫婦の日常生活の中に突然核爆弾が入り
込んでくるその瞬間とその後、戦争の脅威を感じさせる見開き2ページの絵が私たちに別世界
の出来事ではないと教えているようです。

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知識ゼロからの日本の城入門

書影「知識ゼロからの日本の城入門」

著者名:小和田哲男
出版社:幻冬舎
スタッフによる本の紹介:
みなさんは小田原城へ行ったことは、ありますか?
実は小田原城の天守の高さは全国7位なんです。
小田原城天守閣内では、歴史資料、古文書、美術品などが展示されており、
その外側には「総構」といわれる町全体を囲んだ戦国時代からの土塁や堀の
遺構が各所にあります。
こちらの本には、
土塁のつくりはどうなってるの?
石垣はどのように進化したの?
お城の鯱(しゃち)は何のため?
白いお城と黒いお城があるのはなぜ?
などの、お城にまつわる初歩的な疑問が解説されているので、読んでから行く
とより楽しくお城を巡ることができます。
この本をきっかけに自分のお気に入りのお城を見つけるのも、おもしろいですね。

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15歳の寺子屋 森をつくる

書影「15歳の寺子屋 森をつくる」

著者名:C・W ニコル
出版社:講談社
スタッフによる本の紹介:
2020年4月に永眠されたC・W ニコルさん。
1980年代から長野県に拠点を置き、執筆活動とともに荒れ果てた森を再生させる
活動を始めます。
その里山は「アファンの森」(ウェールズ語で風の通るところ)と名付けられ、
志を受け継いだ財団が100年先の未来のために活動を続けています。
ニコルさんがなぜ、日本に住み、森を守ろうとしたかは、子供時代に経験したこ
とに由来します。そして、この本を読んだ人に何を伝えたかったか、ニコルさん
からの宿題です。

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ペンギンは空を見上げる

書影「ペンギンは空を見上げる」

著者名:八重野 統摩
出版社:東京創元社
写真:Aaron Rufino Palabyab / Getty Images
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。
スタッフによる本の紹介:
読み始めて、これはミステリーなのだろうかと疑い、読み終わって、確かにミステリーだった、と実感する。本書は、そんな変わった趣向の小説だ。

「努力しなければ夢は叶わない。努力だけではどうしようもないことは、世の中にはある」
小学6年生にして、そんな達観した思いを抱える少年ハルが主人公。
クリーニング店の一人息子である彼は、ロケット開発のエンジニアを夢見て、5年生の時から風船ロケットを打ち上げ、今も次回に向けての準備を進めている。
小学生には高額な打ち上げ費用の資金には、物心ついた頃から貯め続けたお年玉と毎月のおこづかいを投入。単純にインターネットで検索をして調べるのはルール違反、できる限り、自分の力だけで作り上げるのが、こだわりだ。
かれこれ5年以上、英語の勉強を続けているのも、将来、宇宙に関わる場所で働くのなら、必須のスキルで、できて当たり前のものだから。
いつか本物のロケットを作りたい、という壮大な目標を掲げ、勉強に励む頑張り屋である。

ある日、ハルのクラスに、金髪の少女イリスが転校生としてやってくる。
仲良くするつもりはない、とクラスメイトを拒絶するイリスと、自主的に孤立していたハル。
家族とぎくしゃくし、クラスでも浮いた存在の2人は、言葉の壁を乗り越えて仲良くなった矢先にケンカしてしまう。
その後、仲直りするためイリスが起こした行動は、周囲を巻き込む騒動に発展!奔走するハルは、家族と向き合ううちに、自分が無意識に張り巡らしていたバリアーに気づく・・・。

物語の最後に、ハルがイリスのために風船ロケットを打ち上げる。
ロケットは、ハルが伝えたかった思いを乗せて宇宙を飛び、2人はある約束を交わす。
彼らが大人になったとき、どうか夢が叶いますように・・・。
頑張る彼らを応援したくなる爽やかなミステリー仕立ての物語。
これから頑張りたい人、すでに頑張りすぎている人、みんなにオススメしたい1冊。

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