出版社:あすなろ書房
スタッフによる本の紹介:
この本は漫画のようなコマ割りで読み進む絵本です。コマが小さいので読み聞かせには不向きですが、一人でじっくり読んでみてください。
主人公はイギリスの田舎に住む老夫婦。過去にも戦争を経験しており、今度の戦争は
核爆弾が投下されそうだと話していても、何とかなるだろうと考えています。
政府の言うとおりに自宅に核シェルターを作り、窓を白く塗ります。
ですが、そんなことで核の脅威から逃れることはできないはず。
この老夫婦は最後まで政府の言うことと救援が来るのを信じて普通に生きていこうとします。
前半はほのぼのとした描写で平和を感じますが、老夫婦の日常生活の中に突然核爆弾が入り
込んでくるその瞬間とその後、戦争の脅威を感じさせる見開き2ページの絵が私たちに別世界
の出来事ではないと教えているようです。
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