出版社:旬報社
スタッフによる本の紹介:
地域文化や農業の取材者である筆者は、千年前の田んぼが残っているという山口県萩市の見島(みしま)を訪れます。いつ?誰が?この田んぼをどのように作ったのか?
その謎は川のない島でため池を造成した知恵、桶作りの文化、砂地での地質改良方法、島
の古墳群との関係などの調査に発展していきます。土地の人々の工夫や守り伝えていく姿
勢には感嘆しますが、これは単なるレポートではありません。
筆者は、私は農業はできないけれど、農業の今を伝えることはできる。
それをみんなに知ってもらって、みんなで考えようよ、と投げかけてきます。
1粒が2000粒にも増える穀物「米」にその思いが重なってくるようですね。
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